カウンセラーからカウンセリングと併行して自助グループへの参加の提案があり、その後、自助グループへ参加をして約1年が経っています。はじめ参加したときは、「神」とか「ハイヤーパワー」とか宗教色が強いのかと少し不安になりましたが、宗教では無く、アメリカから継承されている内容でキリスト教の言葉を使われているとのことをお聞きし、何度か参加をしてみることにしました。自分の本音を自由に話せたり、自分と似た境遇の人がいる空間はとても新鮮で、自分はひとりでは無いんだと感じることのできる空間でした。回を重ねる度に仲間とも少しずつ仲良くなり、気づいたら私の居場所となっていました。
そんな居場所を妨害されることもありました。私の参加している自助グループに該当する人達の特徴として、トラウマの再演があります。仲間とのコミュニケーションがあった時に、トラウマが起きた時と同じ状況と重ね、鮮明に再演された時は、とても悲しくなりました。その時は他の仲間が助けてくれたり、後日カウンセラーさんに相談をして落ちどころを見つけることができました。自助グループの可否に関わらずですが、人とコミュニケーションを取るうえで、メリットデメリットは両方とも顕在していて、良くない気分になる可能性はあっても、おかしくないものなのだとも思いました。また、恐らくどこかで私も再演の演者になってしまっていることもある可能性はあり、他の仲間がなるべく快適に過ごせるよう気を付けてい
たいと思っています。
回復の道の先を行く仲間に話を聞いてもらうことで、急激に回復するという大きな収穫を得られることは多々あり、とても感謝しています。そう考えると、自助グループは健全なコミュニケーションを身に付ける為の練習の場とも思います。
ステップを踏み、カウンセラーからも基本的にはカウンセリングが要らないのではと言われる程に回復が進みました。自分なりにこどもの頃から本やネットで情報を収集して、生きやすい自分になるために色々と実践してきた20年を過ごしてきましたが、この1年で急激に生きやすい自分になれました。生きやすい自分になる為の方法は沢山があり、人それぞれ考えや性格や向き不向きもありますが、カウンセリングと併行しての自助グループの利用する方法が、自分にはとても合っていました。