ミーティングのルール
自助グループのポリシーやミーティングの性質にもよるので一概には言えませんが、
概ね以下のようなルールである場合が多いでしょう。
- ミーティングで聞いた話は外部で話さない
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秘密保持を守りましょう。人に言い辛い、理解を得られにくいことでも話せるようにするためです。
秘密が守られないと自分のことを正直に話せません。
- 批判をしない
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人の話に非難、中傷、説教などはしないようにしましょう。
良い、悪い、~すべきという批判も避けましょう。
人の話に反感を感じても聞き流してください。
自分のことを正直に話すためには、批判されないで聞いてもらうことが大切です。
- 自分のことを正直に話す
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大抵のミーティングは自分のことを正直に話す場所です。
今の自分の感情を大切にし、主語が自分であることを意識して話しましょう。
- 言いたくないことは言わない
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話したくない、言いたい事がない場合は無理に話す必要はありません。
ミーティングへ参加したということは問題に向き合う意思の現れです。
参加するだけで何も話さなくても十分意味があります。
話したくない、話せない、それでもその場にいるということ、それ自体が意味のあるメッセージです。
その場で黙って人の話に耳を傾けるだけで、人の役に立つこともできます。
話す人にとっては聞いてくれてありがたいことだからです。
- 人の話に割り込まない
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話す人にとっては、言いたいこと聞いてもらたいことを最後まで話すことが大切です。
人が話している間は聞くことに集中しましょう。
- 話す時間配分に配慮する
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話したいのはあなただけではありません。
話す時間を一人で独占しないで分かち合いましょう。
- アドバイスは慎重に
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その人の抱えた問題が自分の問題と似ているからといって、同じ解決方法が通用するとは限りません。
頼んでもいないのに勝手に適当なアドバイスをされてうんざりした経験はありませんか?
押し付けがましいアドバイスは有害です。
見当違いなアドバイスをするよりも、黙って人の話を聞くことが大切です。
- 無理な状態での出席はしない
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体調が悪いのを押してまでミーティングに参加する必要はありません。
アルコール等を摂取した場合なども参加を見合わせましょう。
体調が悪いまま参加すると、ここに書かれたルールを守れない可能性があります。
- 宗教などの勧誘はしない
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どんな宗教を信仰するのかは個人の自由です。
人によっては宗教によって救われた経験があるかもしれません。
しかしミーティングに参加している人は、宗教によって救われようと思っているとは限りませんし、
宗教では解決しない問題が多いのも事実です。
人に宗教を勧めたり勧誘するのはやめましょう。
ミーティング外でのメンバー交流
ミーティングで何度か同じメンバーに会っていると、親しくなって
ミーティング後に会ったり、メールのやりとりをすることがあるかもしれません。
個人間の付き合いのですので、そこで起こることはそれぞれの自己責任になります。
とはいえ、ミーティング外だからといって宗教の勧誘をしたり、
次から次へと異性に声をかけたりするような目に余る行為、
あるいは病的に人間関係を混乱させるような場合については、
自助グループの主催者などに相談したほうが良いでしょう。